■簿記検定試験とは
簿記は、企業規模の大小や業種、業態を問わずに、日々の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能です。
簿記を理解することによって、企業の経理事務に必要な会計知識だけではなく、財務諸表を読む力、基礎的な経営管理や分析力が身につきます。また、ビジネスの基本であるコスト感覚も身につきますので、コストを意識した仕事ができるとともに、取引先の経営状況を把握できるために、経理担当者だけではなく、全ての社会人に役立ちます。さらに、公認会計士や税理士などの国家資格を目指す方や他の資格・検定と組み合わせてキャリアアップを考えている方々にも必須の資格といえます。
現在、多くの企業が社員に対して簿記検定の資格取得を奨励しているほか、大学や短大の推薦入試、単位認定の基準に採用されていることなどから、年間で約55万人の方々が受験する「日商簿記」として社会的に高い信頼と評価を得ています。このような実績を踏まえ、先ごろは、若年者の就職を支援する厚生労働省の「YESプログラム」において、企業が採用にあたって重視している就職基礎能力の一つである「資格取得」に選定されたところです。
試験終了後には毎回、その問題を出題した意図や共通して誤りの多かった事例などを公表していますので、学習のための参考資料として活用し、検定試験にチャレンジしてください。特に最近の受験者をみると、予想以上に過去の問題の出題パターンをなぞった学習に終始している傾向がありますので、過去の出題内容ばかりでなく、出題区分表の範囲全般にわたって学習するとともに、新しい会計基準などについての勉強が望まれます。
日程はこちらをご覧下さい。
| 級 | 程度・能力 | 試験科目 | 開始時間 | 時間 | 合格基準 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1級 | 税理士、公認会計士などの国家試験の登竜門。1級に合格すると、税理士試験の受験資格が得られる。大学で専門に学ぶ程度の商業簿記、会計学、工業簿記、原価計算を習得し、財務諸表規則や企業会計に関する法規を踏まえて、経営管理や経営分析ができる。 | 商業簿記/会計学/工業簿記/原価計算 | 9時 | 3時間 | 70点以上。ただし、1科目ごとの得点は40%以上 |
| 2級 | 株式会社の経営管理に役立つ。企業の財務担当者として必要な高校(商業高校)程度の商業簿記、工業簿記を習得している。財務諸表を読む力が身につき、自社や取引先の経営内容を数字から把握できる。 | 商業簿記/工業簿記(初歩的な原価計算を含む)・5題以内 | 13時30分 | 2時間 | 70点以上 |
| 3級 | 企業で働く者に必須の基礎知識が身につき、商店や中小企業の経理事務に役立つ。経理関連書類を読むことができ、青色申告などの書類作成もある程度できる。経理・財務担当以外でも必要な知識として評価する企業が多い。 | 商業簿記・5題以内 | 9時 | 2時間 | 70点以上 |
※試験に関する注意事項
1級:7,500円(税込) / 2級:4,500円(税込) / 3級:2,500円(税込)
簿記検定試験の申込方法についてはこちらをご覧下さい。